運用を終えたスーパーコンピューター「京」の後継機となる新たなスパコン「富岳」の計算機の一部が3日神戸の理化学研究所に到着しました。
午前9時、神戸・ポートアイランドの理化学研究所にスーパーコンピューター・富岳の計算機を積んだトラックが到着。富岳を構成する計算機およそ400台のうち石川県の工場から出荷された6台が運び込まれました。
富岳は、2019年8月に運用を終えた京の後継機で、その名称は富士山になぞらえ、性能の高さと多くの分野で使える裾野の広さを表しています。
最大で「京」の100倍の計算速度を目指していて、災害予測や創薬、基礎科学など多様な分野での成果が期待されています。
理化学研究所では、2020年10月までに全ての機器を運び込み、再来年ごろの運用開始を予定しています。