ヴィクトリーナ姫路(2勝8敗)3-0 久光製薬スプリングス(3勝5敗)
女子バレーボールVリーグ1部(V1)が11月16日、姫路市のウインク体育館で行われ、地元のヴィクトリーナ姫路が、V1連覇の久光製薬スプリングス(練習拠点:神戸市)を、25-22、25-20、25-23のストレートで破った。
初の地元試合で金星
ともに兵庫県で活動するチーム同士の対戦。姫路にとってV1に昇格して初の地元試合となり3000人の観客が会場を埋めた。
岩坂・新鍋・石井と3人の日本代表選手を揃える久光製薬に対し、姫路は若手中心で挑んだ。
第1セット、いきなり姫路が吉岡の連続ブロックや元ブラジル代表・イブナのスパイクなどで攻勢に立ち8-0とリード。その後もリードを保ちセットを奪った。
第2セットも好レシーブで繋いだ姫路が奪取。
第3セット、後のない久光製薬は途中でセッターを栄に代え22-22と競り合ったが、姫路は最後にエース金杉がスパイクを決め“女王”に初勝利した。イブナが24得点と活躍した。
「みんな良かった」
姫路の竹下佳江監督は、「みんな良かった。レシーブも良かったし、最後、決め切る人が決め切った」と絶賛。「まだ修正する部分が多々あるので、1試合1試合チームが成長していけたらと思います」。
不調続く久光製薬
2年連続V1優勝の久光製薬が苦しんでいる。3勝5敗と黒星が2つ先行し、V1プレミアカンファレンスの4位に低迷している。酒井新悟監督はこの日、「チーム事情」(久光製薬)で指揮を取らず、大久保茂和コーチが監督代行を務めた。
試合後、大久保監督代行は「終始、追いかける展開が続き、後手にまわり苦しい試合となった」と語った。
次週から「交流戦」
姫路は、次週からスターカンファレンスの6チームと交流戦に入る。現在、スターカンファレンス首位のJTマーヴェラス(練習拠点:西宮市)とは12月8日に加古川市立総合体育館で戦う。
(浮田信明)