神戸で焼き肉店を経営する会社が卸元の精肉店が「交雑種」を「和牛」と偽って販売したとして不正競争防止法違反の疑いで刑事告発していたことがわかりました。
取引先の精肉店「神戸サカヱ屋」を不正競争防止法違反の疑いで刑事告発したのは、県内で「焼肉六甲」7店舗を経営する「オーシャンフーヅ」です。
オーシャンフーヅによりますと、2016年から神戸サカヱ屋と取引を開始し、2019年2月までに和牛としておよそ5トンの肉を購入。 しかし、これまでの納品書を全て調査したところ、5トンのうちおよそ3.7トンで個体識別番号を使いまわすなどして和牛と乳牛を掛け合わせた交雑種を和牛と表示して販売していた疑いがあるということです。
オーシャンフーヅは偽装問題が発覚して以降、取引を中止し、客に返金を行ったということです。一方、神戸サカヱ屋は「告発の事実は知らされておらず驚いている。 捜査には協力したい」とコメントしています。