兵庫県豊岡市の出石町では恒例の「出石お城まつり」が開かれ、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんらによるお練りも行われました。
「出石お城まつり」は江戸時代5万8千石の城下町として栄えた歴史を後世に伝えようと、毎年この時期に開催されています。
中でも注目なのは、独特な掛け声とともに槍と箱を操る「槍振り」で、1863年に出石藩主仙石久利公の夫人が江戸の赤坂奴をお供に従えお国入りした際の様子を再現しています。
長さ5メートル重さおよそ10キロの槍を立てたまま投げ渡す姿に沿道の見物客からは大きな拍手が送られていました。
また11月4日からの「永楽館歌舞伎」に出演する片岡愛之助さんらの「お練り」も行われ、多くの歌舞伎ファンが沿道を埋め尽くしました。
「永楽館歌舞伎」は4日初日を迎え、11月10日の千秋楽まで出石の町は多くの歌舞伎ファンでにぎわいます。