JR西日本夜間に行うメンテナンスなどの作業員の労働環境を改善するため、最終電車の時間繰り上げを検討していることを発表しました。
これは24日のJR西日本の定例社長会見で発表されたもので、最終電車の時間繰り上げの対象は近畿全域の在来線です。
JR西日本によりますと、線路のメンテナンスは終電から始発までの夜間に行っていますが、グループ会社では2008年度からの10年間で作業員がおよそ23%減っていて、労働環境の改善による人手確保が緊急の課題だということです。
また、2013年度からの5年間で大阪駅や三ノ宮駅などの主要駅では午前0時台の入場者が8割程度に減少していることなどから最終電車の時間を午前0時をめどに繰り上げることを検討していて、実施すればメンテナンスの作業日数がおよそ1割減るということです。
他の鉄道との乗り継ぎなど連携も含めて、時間は各路線ごとに検討するということで、早くても再来年の春のダイヤ改正になる見込みです。