全国各地に大きな被害をもたらした台風19号。
12日午後最接近した兵庫県では、強風にあおられて転倒する人たちが相次ぎ、けが人は15人に上りました。
神戸市中央区では、12日昼、前最大瞬間風速31.4メートルを記録。
JR三ノ宮駅では、天井から吊り下げられていた大型の案内板が落下しました。
神戸市灘区水道筋では風にあおられた高齢男性が用水路に流されおよそ1時間後に救出されるなど神戸市で14人、川西市で1人と県内あわせて15人がけがをしました。
また、県内各地で停電が発生し、午後6時半ごろには最大となるおよそ1700軒が停電しました。
JR西日本では、午後から山陽新幹線の新大阪ー岡山間の上下線のほか、在来線の神戸線などで新快速の運転を取りやめ、およそ28万人の足に影響が出ました。
私鉄でも阪神電鉄が強風のため西宮駅と神戸三宮駅間で一時運転を見合わせるなど運休が相次ぎました。 空の便は神戸空港と大阪空港発着のあわせて351便が欠航。
13日も、関東・東北方面の発着便を中心におよそ100便が欠航しました。