2019年10月10日(木曜日) 18:18 地域・まち

台風19号 今からできる災害への備え

週末に接近・上陸のおそれがある台風19号。最新の情報を気象予報士の前田勝久さんが解説します。

(気象予報士  前田勝久さん)
非常に気になります台風19号なんですが、「大型で猛烈な台風」ということなんですね。

今は日本列島の南の海上にありまして、20km/hの速度で北寄りに進んでいます。このままでいきますと、土曜日の夕方から夜にかけて近畿最接近。

そのあと東北のほうへ進路をとりそうなんですが、中心はやや離れているものの、サイズが大きいことと勢力が強いということで、進路の西側に入るといっても油断してはいけないということなんですね。

見ていただきたいのは「猛烈」とサイズですね。その分け方ということになるんですが、「猛烈な」というのは最大風速54m/s以上。今55m/sですからここなんですね。大きさも500km以上~800km未満ということで「大型」ということになる。かなり大きくて風も強いということが、このカテゴリーからも分かるということなんです。

なぜこうなってるのかと言いますと、海水温が影響しているということで、現状で言いますと27℃の線がここにあるんですね。27℃より海水温が高いところでは台風が発達するんですよ。

今、台風このあたりに中心がありますので、まだまだ発達しながら上がってくる。もしくは勢力を維持したまま上がってきて、間近にきて弱り始めるということです。

おそらく勢力を保った状態で最接近ということになりますから、警戒がかなり必要、雨風ともに強いままやって来そうなんですね。

そこで今日は明日と明日の間にできる対策をまとめました。

まずは暴風対策です。

部屋の中に入れておくのが大事です。

物干し竿も風で窓を突き破る可能性もあるので、固定が必要です。窓はテープを貼るなどして補強してください。ベニヤ板や防風ネットがあれば効果的です。カーテンを閉めるのもガラスが割れた被害を防ぐのに効果的です。

停電や断水対策も必要です。懐中電灯、ラジオ、水の備え、冷蔵庫に保冷材を入れておくと停電してもちょっとの間持たせることができます。

お風呂屋洗濯機に水を貯めているとトイレの排水に使えます。

土砂崩れや高潮にも警戒が必要です。山の斜面、川の近くの人は早めに避難をしてください。

■10日放送「情報スタジアム4時!キャッチ」より

 

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