大阪空港で全日空の飛行機内に刃物が持ち込まれた可能性があるとして、南ターミナルの保安検査場が閉鎖され、乗客全員の手荷物の再検査を行う事態に追い込まれ、一時騒然となりました。
全日空によりますと、26日午前7時すぎ、大阪空港の南ターミナルの保安検査場で、係員が40代から50代の男性乗客の手荷物の中にナイフらしきもの1本を確認したにも関わらず、通してしまったということです。
報告を受けた全日空は、国土交通省の指示に従って午前9時25分松山行きの便の出発を最後に南ターミナルの保安検査場を閉鎖。 飛行機に搭乗した人は降ろされ、再検査を求められるなど空港のロビーは多くの人で混雑しました。
南ターミナルの保安検査場は正午前に再開しましたが、この影響で羽田や熊本など8都市を結ぶ13便が欠航。 刃物らしきものを持ち込んだ乗客の特定には至らなかったということです。