2019年09月20日(金曜日) 06:50 地域・まち文化・スポーツ

阪神・近本がミスター超え 谷口アナ「サンテレビ視聴者は歴史の証人」

阪神0ー8ヤクルト(9月19日 阪神甲子園球場)

阪神はヤクルト・小川に完封負け。中日と入れ替わって5位に転落した。

いきなり新記録

初の3番に入った近本は第1打席でヒットを放ち、長嶋茂雄氏を抜いてセ・リーグの新人安打新記録「154」を達成。
サンテレビ ボックス席は快挙の瞬間を生で伝えた。
解説の福本豊氏(阪急—阪神コーチ)は「ドンピタ。すんなり行きましたね」。ゲストの小山正明氏(阪神ー東京・ロッテー大洋—阪神コーチ)も「立派。大したものです」と賛辞を贈った。
ただ近本の新人王の可能性について福本氏は「ヤクルト・村上にかなりリードされている。ホームランと打点は素晴らしい数字なので」と悲観的。

高橋遥は球にバラツキ

阪神先発の高橋遥は直近2試合"炎上"が続く。小山氏は「彼の持ち味は球が低く低く集まっていたのに、ここへ来てバラツキが出て球が上ずるようになった。ストレートのキレもなくなった」と分析。
0ー1の3回、2死1塁でバレンティンを迎えた場面で真ん中、高めの球が行くと小山氏は思わず「危ない!」。打球がファールになると福本氏も「よかったですね、ファールで」。
(高橋遥は2本のホームランを打たれるなど5失点。9敗目)

メッセ、よく頑張った

放送では前日のメッセンジャーの涙の引退会見を紹介した。
福本氏は「本当にエースだった。タフでね」。小山氏は「黙々と投げ続け、マウンドの孤独を味わっていた。よく頑張りました」と讃えた。
29日の中日戦(14時 甲子園)でメッセンジャーの引退セレモニーが行われる。

谷口アナがラスト実況

実況の谷口英明アナウンサーはこの日が最後のボックス席となった。
1979年サンテレビ入社。2005年の阪神優勝決定の試合など、昭和〜平成〜令和にわたって計408試合を実況した。
近本の新記録達成の瞬間には「テレビをご覧の皆さんは歴史の証人となりました」と得意の決めゼリフ。
放送の最後に「サンテレビボックス席、きょうをもって引退とさせて頂きます。長嶋茂雄さんの言葉を借りるならば、サンテレビ ボックス席は永久に不滅です」と語ってマイクを置いた。
(浮田信明)

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP