2019年09月07日(土曜日) 06:50 地域・まち文化・スポーツ

阪神・矢野監督が愛の叱責  中田良弘氏「叱られるのは良いこと」

阪神3 ー 6広島(9月6日 マツダスタジアム)

阪神は先発・高橋遥が打ち込まれた。3位広島とのゲーム差は3.5と広がり、CS進出へ痛い黒星。

近本がマルチで139安打

近本が2安打を放ち、今季安打数を「139」とした。セ・リーグの新人安打記録では江藤慎一(中日 1959年)と並ぶ歴代4位となり、"ミスター"長島茂雄(巨人 1958年)のセ最多記録「153」も見えてきた。
6日のサンテレビボックス席で解説を務めた岡義朗氏(広島ー南海ー阪神1984年〜1985年—阪神コーチ)は、「近本はハイピッチで打っている。初回の2塁打は新記録の期待が持てるような当たりだった」と評価。
同じく解説の中田良弘氏(横浜高ー日産自動車ー阪神 1981年〜94年)も「(長島氏の記録を)抜いてほしいですね」と期待した。

高橋遥が炎上

阪神先発の左腕・高橋遥は2回に會澤にソロホームランを打たれ、3回は打者一巡の攻撃で5点を失った。
不運な当たりもあったが、序盤での大量失点に中田氏は「もったいない。追い込んでから甘い球を放って打たれた。ボールでもいいという余裕がなかったですね。梅野ももっとゆったり感を出してリードしてほしかった。バッテリー間で投げ急いだ」と分析した。

監督叱責に悔し涙

広島の長い攻撃が終わり、ベンチに戻った高橋遥に矢野監督が近寄り叱責。高橋遥の目に悔し涙が浮かんだ。中継ではそのシーンを伝えた。
岡氏は高橋遥の打球処理がまずかった点を挙げ、「矢野監督は根拠もった話をしているはず。しないとダメなことをしていないので怒ったのでは」と推測した。ただ、西川の内野ゴロで高橋遥が1塁ベースカバーをしなかったことは、「あれは難しいプレーです」と分析した。中田氏は「監督から叱責されるのは良いこと。僕らの頃は打たれて監督から怒られたこと1回もないですから。直に言ってもらえるって幸せだと思いますけどね」。
高橋遥は続く4回にもマウンドへ。一転して西川・菊池涼・鈴木を3者凡退に仕留めた。中田氏は「監督にガーと言われて涙を流して、3人で終わらせたのはたいしたもの」と褒めた。(高橋遥は4回6失点で降板)

7日もマツダスタジアムで広島ー阪神戦が行われる。予告先発投手は阪神が西、広島は薮田。
(浮田信明)

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