2019年08月21日(水曜日) 17:01 地域・まち

実寸大の模型で復活 出石鉄道の誕生から100年で一般公開へ

豊岡市は20日出石町で戦前まで使われていた「出石鉄道」の機関車の実寸大模型が完成し、9月から一般公開することを発表しました。

「出石鉄道」はいまから100年前の1919年、出石町に鉄道を引きたいと願う町民が株主となり出資して会社が設立され、それから9年の歳月を費やしてようやく全線開通した町民念願の鉄道でした。

鉄道空白地であった出石町と現在のJR山陰本線江原駅までのわずか11.2キロを結んだこの短い鉄道は、出石町の主要な交通手段となりながらも50年もない短命な鉄道となりました。

出石鉄道が誕生して100周年を迎えた2019年、豊岡市の商工会青年部は、出石町にも鉄道が走っていたことを伝えたいと段ボールで出石鉄道6号車の実寸大模型を製作。20日完成発表会が開かれ、会場には4分の1スケールの試作品が持ち込まれました。

実寸大の模型は長さおよそ8メートル高さは3メートル以上もあり、木材で補強されているため子どもなら機関室に乗り込むことも可能だそうです。

実寸大模型は9月1日にお披露目式を行い、豊岡市出石庁舎前広場に8日まで展示される予定です。

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