兵庫県警はスマートフォンを使い110番をしてきた通報者から現場の状況を映像で受信できるシステム「Live110」の実証実験を始めました。

20日から実証実験が始まった「Live110」はスマートフォンからの110番の通報のうち、県警が緊急性が高いと判断したものについて、動画を送信できるシステムに接続するURLがショートメッセージで送られます。 通報者がそのURLをクリックするとビデオ通話機能が立ち上がり、県警側で映像が確認できる仕組みです。

県警は事故や災害の発生時、警察官が現場に到着するまでに状況を確認することで初動の迅速な対応を期待しているということです。

通信料は通報者の負担ですが事前にアプリなどをダウンロードする必要はないということで、兵庫県警は9月10日まで実証実験を行い今後の導入を検討するとしています。