加古川市は5日民間企業3社と覚書を交わし、認知症高齢者の行方不明を家族に知らせるための実証実験を始めると発表しました。
これは加古川市が進めてきた子どもの位置情報が確認できるサービスを活用し、認知機能が低下した高齢者の見守りにつなげようというものです。
市ではおととしから子どもが持つタグを検知し、居場所を確認するための防犯カメラ1475台を通学路を中心に設置し、「見守りサービス」として子どもの位置情報を保護者のスマートフォンなどに提供してきました。
実証実験では、高齢者の行動分析を行う民間企業などと連携し、65歳以上の市民にタグを配布してこの「見守りサービス」で行動を分析。軽度の認知機能障害の発見や、行方不明を家族に一早く知らせるサービスの開発につなげる狙いです。
この実証実験は、来年3月まで行われる予定です。