【特集】新温泉町の小学生力士 兄弟そろって全国大会へ

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兵庫県新温泉町に相撲で日本一を目指す小学生がいます。全国大会を目前に控えた稽古を取材しました。

稽古場に響く鈍い音。ダイナミックに四股を踏むのは、浜坂北小学校6年生、松井碧星(まつい ゆあと)くん。身長155センチ、体重95キロ。
恵まれた体格を武器に、突いても組んでも相撲が取れる万能型の小学生力士です。

一方、身長140センチ、体重40キロ。小柄ながら粘る相撲で相手に競り勝つ、松井遥海(はるあ)くん。同じ小学校に通う5年生の力士です。

体格も持ち味も対照的なふたりですが、実は、兄弟。切磋琢磨しながら、力を伸ばしてきました。

ことし5月、小学生以下が出場する「わんぱく相撲 美方場所」でともに優勝。勢いそのままに県大会でも優秀な成績を残し、兄弟そろって全国への切符をつかみました。

指導をするのは、父親の博明さん。大学まで相撲部で活躍した経験を生かし、 これまで地元の子どもたちをこれまでも何人も角界に送り出してきました。

教室には、2人の兄で、かつて全国大会に出場した中学生力士の優空(ゆうあ)さんをはじめ合わせて9人が所属。日々、激しい稽古に励んでいます。

「わんぱく相撲全国大会」は、各地区から勝ち上がった小学4年生~6年生が学年別に日本一を争います。本番まであと3週間あまり。

碧星(ゆあと)くんは、ことしが3度目の出場。遥海(はるあ)くんにとっては、初めて挑む大舞台です。

わんぱく相撲全国大会は8月4日に東京で開かれます。

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