特定外来生物を駆除し、本来ある植物を守ろうと丹波篠山市の中学校の生徒が13日駆除活動を行いました。
オオキンケイギクの駆除を行ったのは、篠山中学校で整美委員を務める1年生8人と丹波篠山市の職員です。
「オオキンケイギク」は、直径5から7センチメートルほどの黄色い花で、一見きれいに思われますが、繁殖力が強く日本固有の野草などの生息場所を奪うとして、環境省によって「特定外来生物」に指定されています。篠山中学校周辺にもこのオオキンケイギクが繁茂していることから、生徒たちは13日駆除活動を行いました。
環境省によりますと、繁殖力の強さから根や種が残っていると翌年もその場所に生えてくることから、枯らして種を飛び散らせないことが重要だということです。生徒たちは種を落とさないように気を付けながら、ビニール袋に花を入れていきました。
生徒たちは、登下校中にも花を見かけたら引き抜くなど、今後も積極的に駆除活動に関わりたいとしています。