2019年06月03日(月曜日) 17:54 事件・事故地域・まち

明石市が緊急調査チーム発足 有料老人ホームでの孤独死

先月、明石市内の有料老人ホームで男性が孤独死し施設側がおよそ2週間気づかなかった問題を受け、明石市長が記者会見を開き「安否確認を徹底し再発防止に努める」としました。

この問題は先月22日、明石市内の有料老人ホームの個室で入居者の90代の男性が死亡しているのが見つかったもので、男性は職員に発見された時点で死後およそ2週間が経過していました。

施設によりますと、男性は介護のサービスを受けておらず体調不良を訴え、家族がスタッフに見守りを求めていましたが施設側で安否確認ができていませんでした。

厚生労働省は先月31日、明石市に情報提供を求めた上で全国の自治体に「入居者が希望しなくても、毎日1回以上、安否確認を実施することが必要」との通知を出し、施設に対する指導を徹底するよう求めています。

これを受け明石市の泉房穂市長は、市内5ヵ所の有料老人ホームに対し入居者の安否確認を毎日実施するようあす付で通知を出すと明らかにしました。

また、職員や弁護士職員からなる緊急検証チームを立ち上げ、今回の事態に至った経緯を調査する方針を固めました。

明石市は4日、市長が市内5ヵ所の有料老人ホームを訪問する予定で今月中にほかの高齢者施設への訪問調査を実施するということです。

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