福寿の銘柄で有名な神戸市東灘区の酒蔵神戸酒心館では、初夏の風物詩梅酒の仕込みが始まりました。
神戸市東灘区の神戸酒心館はノーベル賞晩餐会の提供酒として、5年連続合わせて8回も選ばれた福寿を作る酒蔵です。
酒心館で毎年、日本酒の仕込みが一段落するこの時期に始まるのが梅酒の仕込み作業。
普段は日本酒の香りが漂う酒蔵に、爽やかな甘酸っぱい青梅の香りが加わることから梅酒の仕込みは、酒心館の夏の風物詩ともなっています。
使用するのは梅の産地として名高い徳島県吉野川市で収穫された大粒の鴬宿梅のみ。肉厚の果肉で、じっくり1年間漬け込むことで、味に深みとコクが生み出されます。
28日は朝早くから職人たちがアクやえぐみの元となるヘタなどをひとつずつ丁寧に取り除いていました。
神戸酒心館では毎年1000キロの梅の実を使い、2500リットルの梅酒を仕込んでいて、ことしの梅酒は来年の今頃に熟成され出荷されるということです。