兵庫県の尼崎市立尼崎高校の男子バレーボール部で、20代の男性コーチが部員に体罰を加えていた問題で、平手打ちされた部員はおよそ30分意識を失い、全治2週間のけがをしていたことがわかりました。
尼崎市立尼崎高校の男子バレーボール部では、コーチを務める男性臨時講師が、4月末、3年生の部員の顔を10回以上平手打ちしたことが、5月7日、発覚。
市教委は9日、謝罪の会見を開き、「部員にけがはなかった」と説明しましたが、実際は耳の鼓膜を損傷する全治2週間のけがをしていたほか、平手打ちされたあと、生徒はおよそ30分意識を失っていたということです。
市教委は、学校に聞き取り調査を行い、詳しい経緯を調べる方針です。