阪神8ー3広島(4/30 阪神甲子園球場)
平成最後のプロ野球試合は、阪神が近本・福留のタイムリーなどで着々と加点。先発秋山が好投して広島に快勝した。
ルーキーコンビが長打攻勢
4回、2塁打で出た木浪を近本が3塁打で帰した。30日のサンテレビボックス席で解説を務めた福本豊氏(阪急—阪神コーチ)は、木浪について「右ヒジの使い方が上手いですね。パンチもあるし、バットのヘッドが利いている」と高評価。
近本のタイムリーには「今のは狙い打ちですね。『待ってました』ですね」。これで近本は11試合連続安打を記録。本塁打もすでに4本放っている。「立派なもんです。打てる時に貯金しておかないと」とエールを送った。
快音出ないマルテ
先発出場2試合目のマルテは、2併殺打など4打席凡退。福本氏は「難しい所に手を出している。一つぐらい(打つのを)やめときゃええのに」と分析。マルテが掛布雅之氏の背番号「31」を背負ったことにも、「(31番は)もったいない。誰にでも付けさせればいいものではない」とチクリ。
平成の阪神は負け越し
阪神は1978勝2132敗78分で平成時代を終えた。負け越し154の結果に福本氏は「バタバタと負けてしまう時があった。令和はいいスタートを切ってほしい」。
令和と改まる1日も14時から甲子園で阪神ー広島戦が行われる。予告先発は阪神が才木、広島は野村。
(浮田信明)