【阪神】最強のクローザー 藤川球児 / 2007年

■阪神5-2横浜/2007年7月27日 阪神甲子園球場

2020プロ野球の開幕が決まらない中、虎党に阪神タイガースの名試合を5回シリーズでお届けする番組『虎辞書(とらじしょ)なる!!』。
第2回放送は、今もクローザーとして活躍する藤川球児の全盛期の試合中継をダイジェストで振り返った。
 
 

■代打矢野が先制打

2007年の阪神は、7月に入って調子が出始めこの試合まで5連勝。藤川球児も5連続セーブと絶好調だった。
0-0で迎えた5回、阪神は横浜先発の“阪神キラー”三浦(現DeNA二軍監督)に対し、一死1塁3塁と先制機をつかんだ。
ここで岡田監督は、5回無失点と好投する先発ルーキー上園(うえぞの)に代えて、代打桧山をコール。早くも勝負に出たが桧山は三振に倒れた。
しかし二死満塁となって代打2番手に矢野(現阪神監督)をコール。矢野の当たりは1塁ベースを直撃するラッキーなタイムリーとなり2点を先制した。
中継カメラは、ベンチの上園が打球の行方を目で追い、ヒットになった瞬間、手を叩いて大喜びする姿を捕らえた。
6回、先頭の4番金本(前阪神監督)が三浦の2球目を叩いてセンターオーバーの23号ソロを放った。
中継の解説・小山正明氏(阪神-東京・ロッテ-大洋…阪神コーチ)は「それまで厳しいコースに投げていた三浦の甘い球を金本は見逃さなかった」と讃えた。
 
 

■球児が仁王立ち

5-2と阪神がリードし、9回のマウンドにクローザー藤川球児が立った。
先頭の佐伯をわずか2球でショートゴロに打ち取ってワンナウト。
続く吉村はボールのあと3球連続で空振りさせた。
小山氏は「球のキレがいい。バッターの感覚では捕らえたと思ったのが、捕らえられていない」と称賛した。
鈴木尚にはヒットを許したが、代打下園(現DeNAコーチ)を空振り三振に仕留めてゲームセット。
藤川球児はNPBタイ記録となる6試合6連続セーブを挙げた。
(2018年にソフトバンク・森唯斗が7試合7連続セーブを達成し記録更新)
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この年、藤川球児は46セーブを奪いセの最多セーブ投手に輝いた。またJFKの一角・久保田(現阪神スカウト)は90試合に登板し、NPBのシーズン最多登板記録を更新した。
上園は8勝を挙げ新人王を獲得した。
阪神は9月に首位に立ったが失速し3位。この年から導入されたCSでは中日に2連敗した。

 

【虎辞書なる!!の放送予定】
■5月8日(金)
「ネバーサレンダー  矢野燿大」/2003年
■5月15日(金)
「JFK再び  ジェフ・ウイリアムス」/2004年
■5月22日(金)
「輝くいぶし銀  和田豊」/1994年
放送時間はいずれも夜8時0分〜9時24分
(浮田信明)

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