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熱きカバディの世界~関西のカバディ事情をのぞいてみたら想像以上の熱量だった

<マイナースポーツ界で認知度はトップ!?>

カバディ、カバディ、カバディ・・・・

どんなルールなのか良くは知らないが「カバディ」の名は聞いたことがある人は多いのではないだろうか。インド発祥のスポーツでインドの国技であり現地ではプロリーグが存在する人気スポーツらしい。

近年このカバディを題材にしたコミック「灼熱カバディ」が人気を博し、日本の若者の間でその名が一気に広がった。

レイダーと呼ばれる攻撃手が「カバディ、カバディ」と呪文のように唱えながら相手陣地のプレーヤーをタッチし自陣へ逃げ戻ると得点。守備はレイダーを逃がすまいと仲間で取り囲んだり、時には体当たりしたり。レイダーが逃げ戻る前に止められれば守備にも得点が入る。1回の攻撃は30秒でレイダーはその間「カバディ…」とつぶやき続けるのが決まりだ。簡単にいえば鬼ごっこのようでルールはボールの無いドッジボールに近い。

 

<関西唯一のカバディチーム>

関西で活動するカバディチーム「上方ManGunners/関西&カバディ」(以下、上方カバディ)が創設されたのは1年半前。創設者の笠牟田亮輔さん(28)がTwitterで活動メンバーを募ったのが始まりで、現在メンバーは10数人まで増えた。毎週大阪の体育館で練習&体験会を開催している。笠牟田さんとチームのエースプレーヤーで日本カバディ協会の強化選手に指定された山内進太郎(28)さんに話を伺った。

 

山内進太郎さん(左)と笠牟田亮輔さん(右)

山内進太郎さん(左)と笠牟田亮輔さん(右)

 

Q、カバディを始めたきっかけは?

 

(笠牟田)

プロの動画を見て迫力があってやってみたいと思ったのが始まりです。漫画の影響もありますね。

 

(山内)

これまでサッカーをしてきたのですが、やはり全国、日本代表を目指したいなと。競技人口の少ないスポーツに転向すればその道が開けるのではないかと考えたんです。マイナースポーツでネット検索して(笑)。”カバディ“と”セパタクロー”がヒットしてカバディを選びました。

 

Q、どのような練習を?

 

(笠牟田)

日本のカバディチームは関東に多く、特に東京が盛んです。関東と関西ではプレーヤー数も練習環境にも差があります。当初はプレー動画を見たりしながら手探りで練習メニューを考えていました。最近はチームの活動が日本カバディ協会にも認知され、日本代表の選手などから助言をもらう機会も増えました。

 

Q、ズバリ、カバディの魅力は?

 

(笠牟田)

攻撃は個人プレー、守備はチームプレーで仲間との呼吸が大切です。一つのコートでその両方が体験できる。相手の心を読んだり、とっさの判断が求められたりと奥が深いところが魅力です。

 

(山内)

カバディ歴が浅くても日本代表が夢ではない。全日本や国際大会への道が開けています。他のスポーツからの転向も多く、初めはみんな初心者ですし、大きな可能性を秘めているところですね。

 

Q、チームができて1年半、強化指定選手が出るなど順調そうですが…

 

(山内)

レベルを上げたい、チームとして強くなりたいと思っても対戦相手となるチームが関西にないというのが悩みです。関西にもっとカバディチームができてほしい。

 

(笠牟田)

面白い!やりたい!と思ってもマイナースポーツだけに、指導者不足や練習の仕方がわからないといった理由から継続が厳しいようで。でも最近は関西でも熱は高まっていると感じます。学生からサークルを立ち上げたいと上方に相談が寄せられていますし、毎週開催している練習を兼ねた体験会も人数を制限しなくてはならないほど反響があります。

 

<体験会 レポ  カバディって面白い!>

この日、上方カバディの体験会に参加したのは、神戸からやってきたという6人の高校生。

みんな体格が良いので何かスポーツをしているのかと尋ねたら、それぞれラグビー、サッカー、弓道の経験者だという。揃って漫画で興味を持ったそうだ。

 

まずは、基本の守備隊形から。

二人一組となり外側のプレーヤーが腕をつかみ攻撃手の動きにあわせ弧を描くように移動。腰を落として二人三脚で反復横跳びをするイメージだ。

 

続いてはアンクルキャッチ。

攻撃手、レイダーの足首をつかみ持ち上げて引っ張る。攻撃の動きを止める守備の技だ。

 

「結構キツイ」「思った以上に太ももが…足にきます、でも楽しい!」

 

部活動で鍛え若さと体力には自信があるはずの高校生たちが、満面の笑みを浮かべながら仰向けになり呼吸を整える姿も。

 

試合形式の実践練習となると一気に緊張感が高まった。

守備も攻撃も必死に狭いコート内を動き回る。「カバディ、カバディ」の声と守備の掛け声が交錯。高校生の攻撃が成功し得点すると大きな歓声があがった。冬の夜の冷たい体育館が迫力と熱気に包まれた。

 

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