4月13日に開幕する大阪・関西万博の開会式が12日午後、大阪市の人工島 夢洲の会場で開かれました。
開会式には、天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻、石破首相らが出席しました。2005年の愛知万博以来20年ぶりとなる万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに158の国と地域が参加。計84のパビリオンで最先端の技術や独自の文化を紹介します。4月13日から10月13日までの会期中に2820万人の来場が見込まれています。
天皇陛下は、「大阪・関西万博を契機として、世界の人々が自分自身だけでなく、周りの人々の命や自然界の中で生かされているさまざまな命も尊重して、持続する未来をともに創り上げていくことを希望いたします」
「今回の博覧会を通じて子どもたちが世界の国や地域、人々への理解を深め、次世代の技術やSDGsの達成に向けて世界の取り組みなどにも触れることにより、未来の社会について考えることを願っております」とお言葉を述べられました。
主催する日本博覧会協会は、来場する日時やパビリオンの見学の予約制を導入。しかし、来場者を入れた予行演習では入場ゲートやパビリオンに行列ができていて、13日から待ち時間を減らす取り組みが求められます。
また、協会は158の国や地域の海外館のうち、内装工事が終わっていないなどの理由で5か国が当分の間、開館できないと明らかにしています。