大屋川をみこしが渡る「川渡御(かわとぎょ)」
兵庫県養父市では春の訪れを告げる「お走りまつり」が開かれ、威勢のいい掛け声が町に響いています。
この祭りは約1800年前から続く伝統行事で、養父市の無形民俗文化財に指定されています。
みこしの重さは150キロ。
担ぎ手たちは、4月12日午前8時半に養父神社を出発し、往復40キロの道のりをみこしを担いで練り歩きます。
名物は、大屋川をみこしが渡る「川渡御(かわとぎょ)」。
午後0時半ごろ胸のあたりまで冷たい水に漬かりながら、大きな声を上げて気合いを入れていました。
新型コロナの影響で中止が続き2023年から再開しましたが、2日間ある日程を1日に短縮して行われています。
実行委員会によりますと、近年は参加する若者が少なくなかなか担ぎ手が集まらないが、規模を縮小してでも続けていくということです。
みこしは、地域の公民館や神社を回って、4月12日午後7時半ごろには養父神社に戻ってくる予定です。