【ヴィクトリーナ姫路】引退表明の松本・野津、「降格バネに」「感謝」

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  • 現役引退を表明した ヴィクトリーナ姫路 15野津亜珠佳(左)、8松本愛希穂(右)/3月30日

  • 記者会見する 野津・松本 両選手

  • 現役引退を表明した 荒谷 栞

■ホーム最終戦に登場

ヴィクトリーナ姫路の元キャプテン・松本愛希穂(高知県出身 四天王寺高-東海大 27歳)と、野津亜珠佳(兵庫県たつの市出身 龍野高-筑波大 24歳)が今シーズン限りで現役引退する。

両選手は今シーズン最後のホームゲーム(3/29・3/30 ヴィクトリーナ・ウインク体育館)に登場。

29日の試合、マッチポイントの場面でリリーフサーバーに起用された松本は、サービスエースを決め大歓声を受けた。

30日の試合、第2セット終盤に起用された野津は2本のスパイクを決め、セットポイントの場面で同期入団の伊藤麻緒・足立溜奈とともに前衛に並んだ。

■大きな経験

30日、試合後の記者会見で両選手に聞いた。

Q.記憶に残っていることは–

松本「(V2)降格が一番いやな思い出だが、バネになった。今、メンバーは違えど、皇后杯優勝し、(レギュラーシーズンで)ベスト8が決まって優勝の権利がある。5年間を振り返って、強くなったチームの一員でいることが嬉しい」

野津「このチームに入れたことが一番の思い出。人生にとって大きな経験だった。応援してくださる方がたくさんいて、感謝の気持ちでいっぱいです。(昨シーズン)小学生の時に練習していた体育館(龍野体育館)で(V2)開幕戦を迎え、たくさんの方に来ていただけた」

Q.ケガもした–

松本「苦しかったが、復帰にあたってリベロも経験し、異なる視点でバレーボールに向き合えた。今の自分があるのはケガのおかげと思っている」

Q.きょうは同期3人がコートに–

野津「いつも試合に出ている伊藤がもうすごい笑顔で迎えてくれた。3人で一緒にコートに立てて嬉しかった」

■荒谷も引退表明

元キャプテンで、ブレス浜松に期限付き移籍をしている荒谷栞(あらたに・しおり 東京都出身 共栄学園高 26歳)も今シーズン限りでの現役引退を表明した。

2018年に日本代表に選ばれている。

荒谷は、

「これほどにまで沢山の方々に支えてもらった選手はいないんじゃないかと自負するほど、

本当に多くの方々に支えていただいた競技人生だったと思います。

振り返ると、どれだけの素晴らしい経験をさせていただいたことか…バレーボールを通して関わってくださった皆様に感謝しかありません」

とコメントした。

(浮田信明)

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