宍粟市の神社では、1977年に一度製造が途絶え7年前に復活した幻の日本酒の蔵出し式が行われました。
蔵出し式は日本酒発祥の地とされる宍粟市の庭田神社で開かれ、福元晶三市長や酒蔵関係者らが出席しました。
きょう蔵出しされた幻の日本酒「三笑」。
話が佳境(かきょう)に入ると時間や立場を忘れて意気投合するという中国の故事「虎渓三笑」にちなんで名づけられています。
宍粟市の酒蔵によって江戸時代から150年近く製造されてきた「三笑」は、1977年を最後に製造を終了。
「幻の酒」となっていた「三笑」は、2018年に地域を盛り上げようと市内の酒造会社2社によって40年ぶりに復活しました。
現代風のすっきりとした味わいに仕上がっているということです。
宍粟酒蔵通り商店街 壺阪雄一会長
「宍粟市の原料 米であったり水のみで仕込んだ「宍粟ブランド」としてのお酒になっています」
「普段日本酒も飲まないようなライトユーザーの方にも受け入れやすいような非常にすっきりしたキレのあるフレッシュ感のある酒に仕上がっています」
「3つの笑と書いて「三笑」皆さんで笑いながら楽しんで飲んでいただければ」
蔵出しされた「三笑」は、市内の酒店や道の駅などで限定販売されます。