不登校の子どもの新たな学び場 多様化公立中「みらいポート」が神戸で開校

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  • 授業数を減らしゆとりをもった時間割

不登校の子どもの新たな学びの場として、少人数でゆとりある独自のカリキュラムを組んだ、兵庫県内初の公立中学校が神戸市で開校しました。

神戸市中央区の男女共同参画センターあすてっぷKOBE3階に開校したのは、神戸市立湊翔楠中学校の分校、通称「みらいポート」です。

7日に開かれた開校式では、神戸市教育委員会の福本靖教育長が「少し余裕を持って、子どもたちの自立やコミュニケーション能力の養成など、必要とされるさまざまな取り組みを行う」と式辞を述べました。

みらいポートは、不登校の子どもの新たな学びの場として、授業数を減らし、ゆとりをもった独自の時間割にしています。

この春入学・編入する3学年41人の生徒に対して教職員およそ15人で、特別な教育課程に取り組みます。

兵庫県内の公立中学校で初めての多様化学校となるみらいポートでは、4月10日に入学式が行われます。

みらいポートの授業例を見ていきます。

まず登校時間が9時20分で、他の公立校よりも1時間ほど遅くなっています。

授業時間も基本の50分ではなく、25分や40分、45分と短くなっています。

1時間目の「みらいタイム」というのは、自分が見直したい部分など課題を見つけて学習する時間です。

学習指導要領の内容を適切に取り扱いながら、ゆったりとした学校生活を送ることができるということです。

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