神戸ストークス 5アイザック・バッツ /©B.LEAGUE
神戸ストークス 中央が12川島聖那、右端が東頭俊典HC(3/16) /©B.LEAGUE
B2ワイルドカード争い
■HC交代から快調
<B2 第26節>
○神戸ストークス 92-78 青森(3/15)
○神戸ストークス 93-86 青森(3/16)
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B2西地区6位・神戸ストークス(16勝31敗)は、3月15・16の両日、ホームの神戸市立中央体育館で、プレーオフ(PO)進出を争う東地区5位・青森ワッツ(18勝29敗)と戦った。
15日の試合。
アイザック・バッツ(208㎝、134㎏)の加入でインサイドの強度が増した神戸ストークスは、1Q終盤に逆転すると、そのまま最後までリードを保って快勝した。
ゴール下のペイントエリア内で、バッツ、中西良太(202㎝)、ネイサン・エイドリアン(206㎝)らが計54得点を挙げた一方、リバウンドもチーム計「50」を獲得し、インサイドの強さを見せた。
16日の試合。
神戸ストークスは最終4Qに5点差まで迫られたが、金田龍弥がフリースローを3本連続で成功させたのに続いて、川島聖那がこの日3本目の3ポイントシュートを決め、青森を突き放した。
この日もリバウンドは、青森の「25」に対して「44」を獲得し、青森の2次攻撃を阻止した。
神戸ストークスは、昨年11月16日以来の3連勝。
東頭俊典(とうどう・しゅんすけ)ヘッドコーチ(HC)が就任後の成績は6勝2敗となった。
■失点を少なく
16日の試合後、川島は満員の観客に向かって、
「残り11試合となったが、どんな苦しい時も、しっかりチームで戦い切って、プレーオフ進出を決めたい」と“宣言”した。
その後、記者会見した川島は好調の要因について、
「東頭HCになって、ディフェンス面でゴール下を“パックする”(固める)ことで、失点が少なくなった」と分析。
2試合連続で得点とリバウンド獲得数が“ダブルダブル”(ともに2ケタ)を記録したバッツは、
「自分の役割りはインサイドを支配すること。勝つチームはフィジカル(身体的要素)がないといけない」と語った。
一方、青森の大島洋介HCは、
「バッツの加入で軸ができた」と相手を評価した。
■PO進出圏まで「3差」
POには、B2東西3位以上と、4位以下で勝率上位2チーム(ワイルドカード)の計8チームが進出し、B1昇格を懸けて戦う。
“8番目のイス”=ワイルドカード2位をめざす神戸ストークスは、青森に連勝したことで、ワイルドカード2位とのゲーム差が「3」に縮まった。
次週(22・23日)もホーム・神戸市立中央体育館で試合を行い、東地区7位の福島と戦う。
東頭HCは16日の試合後、
「うちの14人の選手は全員が働ける選手。みんなの力が出せればB1に行けると本当に思う」と力強く語った。
(浮田信明)