兵庫県庁舎の建て替えなどの再整備について検討する有識者の会合が開かれ、現在の県庁1号館の跡地に県庁舎と県民会館の機能を集約した新庁舎を整備する方針が示されました。
この検討会は老朽化で耐震性が不足している県庁舎の再整備や周辺のにぎわい創出について専門家を交えて議論しようと昨年から開かれています。
2回目の開催となった1月21日の検討会では、災害時の対応力を強化するとともに防災機能や働き方改革に焦点を定めたコンパクトな新庁舎の整備を目指す方針を共有しました。
その上で、大規模地震で倒壊の恐れがあり、解体を予定している1号館の跡地に耐震基準を満たしていない県民会館と県庁舎の機能を集約した新庁舎を整備する方針が示されました。
県によりますと建て替え費用や工期は未定だということですが、工期の短縮やコストの削減を考慮し2030年代の完成を目指すとしています。