「待ってろ!全国」兵庫代表4校がスタジオ集結

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  • 特番『待ってろ!全国』の収録 /昨年12月 サンテレビ(神戸市中央区)

  • 三田松聖/女子バスケットボール

  • 報徳学園/男子バスケットボール

  • 報徳学園/男子ラグビー

  • 滝川第二/男子サッカー

■高校スポーツを応援

年末年始は高校スポーツの季節でもある。

サンテレビでは昨年12月22日、全国大会を直前に控えた兵庫県代表4チームを初めてスタジオに招き、特番『待ってろ!全国』を放送した。

県大会優勝の瞬間をサンテレビで中継した高校女子バスケットボール・三田松聖、男子バスケットボール・報徳学園、男子ラグビー・報徳学園、男子サッカー・滝川第二の4チームが、優勝旗を手にスタジオに登場。

練習風景や決勝戦を映像で紹介しながら、サンテレビ湯浅明彦アナウンサーの進行で各校のキャプテン・選手がそれぞれ決意を語った。

番組の一部を紹介する。

 

■三田松聖/女子バスケ

(5年連続で全国選手権ウインターカップ出場。スローガンは「感動 感謝 一体感」)

渡部陽美(みなみ)キャプテン:
「(スタジオの選手が)皆さん大きくてびっくりしています(笑)。
白箸(しらはし)がケガをしていたんですけど、決勝戦に間に合って良かったです」

白箸空知(そら)選手:
「(24年)1月に左ヒザの前十字靭帯を損傷しました。
兵庫県決勝で復帰するとゴールを決めて、リハビリの先生と一緒にリハビリを頑張ってきました。決勝に間に合って復帰できたので嬉しかったです」

東(ひがし)奈那選手:
「ずっと強い気持ちで三田松聖らしいバスケットができたから優勝できたと思っています」

渡部キャプテン:
「(ウインターカップでは)自分たちの最大値を出せるように頑張っていきたいと思います」

(……三田松聖はウインターカップ3回戦に進出。兵庫県勢女子28年ぶりのベスト16に入った。大会で計47得点した渡部キャプテンは、「Wリーグ」1部の名門・シャンソン化粧品にアーリーエントリー選手として入団した)

 

■報徳学園/男子バスケ

(前年の決勝は1点差で育英に敗れたが、24年は2点差で雪辱し全国へ。スローガンは「百折不撓(ひゃくせつふとう)」)

宮薗 遼キャプテン:
「去年(23年)ほんとに悔しい負け方をしたので、二度と同じ景色を見ないように、みんなでリベンジしようと練習に取り組んできた。
OBの方や保護者の方に恩返しできて良かったです」

久保晴熙(はるく)選手:
「この試合に勝つために毎日練習してきて、自信を持ってプレイしたので、この結果が出せて良かったです」

北村優光(ゆうひ)選手:
(決勝戦の終了まぎわ、貴重な3ポイントシュートを決め、両手をクロスさせて腕をさわるポーズ)

「(ポーズは)とっさに出た。もうちょっと違うポーズがしたかった(スタジオ笑い)」

宮薗キャプテン:
「(ウインターカップでは)報徳らしく、しっかりディフェンスで固く守って 得点を重ねていきたいです」

(……報徳学園は3回戦に進出し、5度目のベスト16入りを果たした)

 

■報徳学園/男子ラグビー

(9年連続50回目の花園出場。前々回は全国準優勝。スローガンは「タフチョイス」)

西本龍太(りょうた)キャプテン:
(決勝ではラインアウトからボールを受けトライ)
「僕自身が(トライを)取ってやろうと思った。チームに勢いが付けれたので、良かったかなと思います」

野村怜央選手:
(大学受験のため決勝を欠場)

「(チームに)申し訳ない気持ちもあったんですけど、そのチームが頑張ってくれるので、それに対して応援しようという気持ちでした」

タウファテビタ悦幸選手:
「しっかり集中してたんで、試合中はあんまり野村のことを考えずに、試合終わったら、あ、野村出てなかったなという感じです(スタジオ笑い)。

(花園では)1つ勝てば目黒学院が待っているが、自分たちらしさを出すことができたら、しっかり勝てると思います」

野村選手:
「(勝ち上がれば前回敗れた東海大大阪仰星と当たる可能性があるが)東海大大阪仰星さんとはいろんな縁がある。今度こそは絶対勝ち切りたい」

(……報徳学園は2回戦で目黒学院を破ったが、3回戦で東海大大阪仰星に敗れた。3大会連続のベスト16入り)

 

■滝川第二/男子サッカー

(PK戦でAIE国際を破り3年ぶり22回目の全国へ。2010年度に全国優勝。スローガンは「怯(ひる)まず驕(おご)らず溌溂と」)

三宅蔵ノ助キャプテン:
「(決勝は開始11分で1人が退場となり)10人になってしまったんですけど、その際に全員でしっかり集まって一団結して10人で11人分走るという熱い話をしたので勝てたと思ってます」

竹本 航選手(GK)
「(PK戦の前に三宅キャプテンからキャプテンマークを渡され)キャプテンの熱い思いや責任感が伝わってきて、絶対に止めてやろうとより一層思いましたた。

普段はすごく仲がいいんですけど、みんないざ練習とか紅白戦になるとバチバチでやり合う」

鬼追(きおい)元汰選手
「(PK戦1人目のキッカーだったが)緊張はあんまりしなかった。外しても竹本が止めてくれるやろという気持ちで…」

三宅キャプテン:
「(全国大会1回戦の)山梨学院さんも優勝経験を持つ伝統校なので非常に強いと思うんですけど、 しっかり自分たちは一戦必勝で全国制覇を目指して頑張っていきたいと思います」

(……滝川第二は1回戦・山梨学院戦は1-1から三宅キャプテンが決勝PKを決めて勝利したが、2回戦で東北学院に0-1で惜敗した)

■ユニホーム交換も

番組の最後に選手たちは「すごく楽しかった」、「兵庫県を代表する仲間と話し合えて、いい刺激がもらえた」などと感想を語った。

番組を企画したサンテレビ・スポーツ部の上恐輝(じょうきょう・ひかる)ディレクターは、

「収録後に、仲良くなった他校の選手たちが意見交換をしたり、ユニホーム交換をして写真撮影をしている光景を見て、やって良かったと思いました。試合以外は明るくて爽やかな普通の高校生ですが、言葉や雰囲気はどこか堂々としていて『自分たちは兵庫の代表としてこれから戦いに行くんだ』と、自信も感じとれました」と話していた。

<このほかの高校兵庫県勢の全国大会成績>

◆駅伝男子・西脇工業:13位、須磨学園:16位

◆駅伝女子・須磨学園:23位

◆女子サッカー・神戸弘陵学園:ベスト8

◆バレーボール男子・市立尼崎:ベスト4

◆バレーボール女子・須磨ノ浦:初戦敗退

(浮田信明)

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