中国地方の病院で男性医師が死亡 神戸地裁が遺族の請求を棄却

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2009年、中国地方の病院の男性医師が死亡したのはうつ病が原因だとして、遺族が病院に損害賠償を求めた裁判の判決で、神戸地裁は、遺族の請求を棄却しました。

50代の男性医師は、中国地方のへき地にある病院の産婦人科に勤務していた2009年、自宅で死亡しました。

遺族は過重労働でうつ病を発症したことが原因だとして病院を運営する法人を相手に訴えを起こしていました。

男性医師の死亡を巡っては、2019年に広島地裁が労災を認定していて遺族は、平均で月80時間を超える時間外労働が続き、病院が医師不足を放置してきたとして、およそ1億7000万円の賠償損害を求めていました。

12月18日の判決で、神戸地裁の河本寿一裁判長は「過重な時間外労働の客観的証拠がない」として遺族の訴えを退けました。

遺族側の弁護士は「労働時間の認定が行政訴訟と異なっている」とし控訴する方針です。

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