阪神淡路大震災の犠牲者の追悼と街の再生を願う石積みのオブジェの制作が7日から兵庫県宝塚市で始まりました。
午前9時ごろ、宝塚市の武庫川の中州に家族連れや学生などおよそ100人が集まりました。
「生」の文字をかたどった石積みのオブジェは、阪神淡路大震災から10年が経った2005年に宝塚市に住む現代美術家の大野良平さんが、街の復興と再生を願い創作しました。
大雨による川の増水で流されるたびに積み直され今回で14代目となります。
参加した人たちは、協力して石を積み上げ縦およそ20メートル、横およそ10メートル、高さおよそ80センチの「生」の字を制作。
その後、震災の犠牲者に思いを馳せながら「命」や「絆」、「30年」など思い思いの文字を墨でしたためました。
オブジェの制作は8日も行われ、2025年1月16日の夜にライトアップされます。