阪神淡路大震災から30年を迎えるのを前に、防災を専門に学ぶ「環境防災科」がある県立舞子高校の卒業生らが、震災について語るシンポジウムを開きました。
「阪神・淡路大震災30年語らいの場」として神戸市長田区で開かれたシンポジウムには、舞子高校環境防災科の初代科長を務めた諏訪清二さんや卒業生4人が集まり、震災の経験や教訓を語りました。
震災当時7歳で卒業生の1人、早川美幸さん。長田区にある西市民病院の病棟の5階部分が崩れ、入院していた母を亡くしました。
またシンポジウムでは、参加した市民も加わり、グループに分かれて震災の体験や防災の課題について語り合いました。
舞子高校環境防災科の卒業生の有志は、卒業の際に震災の経験談を冊子にまとめていて、現在はインスタグラムで防災や震災の情報を発信しています。