【ヴィクトリーナ姫路】ミス連発も翌日は快勝、会場で石川支援の物販

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  • ヴィクトリーナ姫路 3田中咲希 /©SV.LEAGUE

  • ヴィクトリーナ姫路 (中央)16吉田眞奈、(左)19チャッチュオン・モクシー /©SV.LEAGUE

  • PFUのチャリティグッズ

■相手の気持ちが強かった

<SVリーグ女子 第8節>
●ヴィクトリーナ姫路 1-3 PFU(11/30)
○ヴィクトリーナ姫路 3-0 PFU(12/1)
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女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路(9勝3敗)は11月30日と12月1日の両日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館に、PFUブルーキャッツ石川かほく(ホームタウン:石川県かほく市、6勝8敗)を迎えて対戦した。

30日の試合。
ヴィクトリーナ姫路は第1セットからリズムに乗れず、サーブミスや3連続ブロックを浴びるなど連続失点し、21-25で失った。

第2セットは取り返したが(25-21)、第3・第4セットもミスが続き、本来のプレーができないまま敗れた(20-25、18-25)。

サーブミスは計10本、アタックミスも計12本にのぼり、アヴィタル・セリンジャー監督は試合後、「これだけミスをすると勝てない。しかし何をやってもうまくいかないことも、スポーツにはつきものだ」と語った。

セッターの櫻井美樹は、「攻撃パターンが相手に読まれていた」。

パリ五輪代表の井上愛里沙は、「相手の方が、倒してやりたいという気持ちがちょっと強かったのかなと感じる」と語った。

 

■代役リベロが奮闘

1日の試合。
嫌なムードを切り替えたいヴィクトリーナ姫路は第1セット、サウスポー・田中咲希のスパイクとブロック、伊藤麻緒のブロックなどで主導権を握り、井上とチャッチュオン・モクシー(タイ代表)の2枚スパイカーの攻撃でセットを先取した(25-20)。

第2・第3セットはPFUに粘られシーソーゲームとなったが、井上・チャッチュオン・田中の左右からの攻撃で終盤に抜け出し、ストレート勝ちした(25-18、25-22)。

レギュラーリベロの森田茉莉が試合直前に出場取り消しとなり、代わって起用された今シーズン初出場の吉田眞奈が、観客席に飛び込みながらボールを上げるなど好プレーを連発。

試合後のインタビューで、「きょうは全力でやるしか考えてなかった。ボールをつなぐのが私の役目。引き続き頑張っていく」と観客に語った。
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ヴィクトリーナ姫路はPFUと星を分け10勝4敗の成績。
順位は4位から5位に後退した。

次戦は12月7・8日に12位・岡山シーガルズと戦う(岡山県・笠岡総合体育館)。

 

■がんばろう能登石川

SVリーグは来年1月25・26の両日、震災と豪雨被害への支援のため、オールスターゲームを石川県かほく市で開催する。

ヴィクトリーナ姫路からは、パリ五輪代表・宮部藍梨とチャッチュオンが出場する。

PFUの馬場大拓監督は、
「地元・かほく市でのオールスター開催はとても大きなこと。バレーボールを通して、諦めない姿が石川県の活力になってくれたら嬉しい」と30日の会見で語った。

ヴィクトリーナ・ウインク体育館では30・1の両日、PFUのスタッフが「がんばろう能登 がんばろう石川」とプリントされたタオルやステッカー、リストバンドなどのチャリティグッズを販売した。
(浮田信明)

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