■天皇杯Vで満足しない
J1首位のヴィッセル神戸は11月30日(土)、アウェイで17位・柏レイソルと対戦する(14時 三協フロンテア柏スタジアム)。
引き分け以上なら、30日の3位・町田×京都や、翌12月1日(日)の2位・広島×札幌の結果次第で、ヴィッセルのJ1連覇と、天皇杯Vとの“2冠”が決まる可能性がある。
柏戦を前に、29日の練習後、吉田孝行監督がリモートで記者会見に応じた。
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「相手(柏)も残留争いなのでかなり強い気持ちで来ると思う。気持ちの部分で受けに回らず、自分たちから仕掛けていくことができれば(いい)。
いま一番大事なのは天皇杯に優勝して満足しないことだと思う。タイトルは取れたが、このリーグ(優勝)が本当に今シーズンの最大の目標なので、そこを取らないとなっていうのはあります。
チーム全員、戦術の理解度は高まっている。自分たちがやるべきこと、攻守にどのエリアでどう動いてというのが明確にあるので、それをやれば勝てる、勝つ確率が高いとみんな思っている」
■気持ちで負けない
副キャプテンのDF山川哲史もリモート会見に応じた。
「みんな試合に出るチャンスがあって、モチベーションが高い状態で練習ができているので、シーズンが最後になるにつれて、どんどんみんなのコンディションも上がっていると思います。
年間で2つ(2冠)取れるのは、本当にチームとしても偉業だと思うので、そこは目指して戦っていきたい。
(柏は)特に前線は能力が高い選手が多いので、ディフェンスとして確実に抑えたい。まずは気持ちで絶対負けないように戦いたいです」
(浮田信明)