2007年、加古川市で当時小学生の女の子を殺害した疑いで11月27日に逮捕された男が、「好みの女の子を狙った」などと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
殺人の疑いで28日、神戸地検に送検されたのは、無職の勝田州彦容疑者(45)です。
警察によりますと、勝田容疑者は2007年10月、加古川市別府町で、小学2年生の女の子(当時7)の胸などをナイフで刺して殺害した疑いが持たれています。
別の事件で無期懲役の判決を受けた勝田容疑者は、服役中の任意の取り調べの中で、2006年にたつの市で起きた小学生の殺人未遂事件への関与を認め、11月7日に逮捕されていました。
さらに加古川市の事件への関与も認めた他、土地勘があったとみられることや、現場の状況と供述に矛盾がないことなどから、警察は27日、逮捕しました。
勝田容疑者は逮捕後の調べに対しては黙秘していますが、捜査関係者によりますと、ことし5月から行われた任意の取り調べに対し、「服装や背丈が好みの子を狙った」という趣旨の供述をしていたということです。
警察は動機や事件に至る経緯について詳しく調べています。