11月26日夕方、姫路市の路上で認定こども園に通う園児ら6人がイノシシに襲われ、このうち3歳の男の子が左腕を骨折する大けがをしました。
26日午後5時40分ごろ、姫路市西今宿の路上で認定こども園に通う5歳と3歳の男の子が母親と園を出たところ、突然、イノシシに体当たりされ、噛みつかれました。
警察によりますと、イノシシは助けに入った保育士の女性2人と9歳の女の子も次々に襲ったということです。
3歳の男の子は左腕を骨折する重傷で、他の4人は打撲などの軽いけがをしました。
また、その10分ほど前には、現場から約700メートル離れた歩道で会社員の男性(67)が同じ個体とみられるイノシシに襲われ、頭などに軽いけがをしました。
6人を襲ったとみられるイノシシは体長約1.2メートル、体重約80キロで、駆け付けた警察官に捕獲され、地元の猟友会が殺処分しました。
猟友会は「イノシシと遭遇した場合は背を向けて逃げず、刺激しないようゆっくりと立ち去るように」と注意を呼び掛けています。