太平洋戦争で犠牲となった戦没者を追悼する、神戸市の式典が6年ぶりに開かれました。
神戸市が開いた戦没者追悼式には、遺族や関係者など合わせておよそ150人が参列し、太平洋戦争に神戸市から出征し、犠牲となったおよそ2万2000人を悼み、黙とうが捧げられました。
式典では、須磨区の松尾恭子さんが遺族代表として登壇し、追悼の言葉を述べて、平和への誓いを新たにしました。
来年で戦後80年を迎え、県内でも9割以上が戦争を知らない世代となる中、神戸市遺族会連合会では、語り部活動などを通じて戦争の記憶を次の世代に伝えていきたいとしています。
参列者は祭壇へ花を手向け、戦没者へ祈りを捧げていました。