理化学研究所は、スーパーコンピューターの計算速度世界ランキングで、「富岳」が2つの部門で10期連続の1位を獲得したと発表しました。
神戸・ポートアイランドの計算科学研究センターで稼働するスーパーコンピューター「富岳」は、理化学研究所と富士通が共同で開発し、2021年から運用を開始しました。
理化学研究所によりますと富岳は、スーパーコンピューターの国際的な性能ランキングのうち、産業利用で用いられる計算処理速度の能力を示す「HPCG」と、大規模グラフ解析に関する「Graph(グラフ)500」の2つの部門で10期連続の1位になったということです。
「Graph500」では1秒あたりの処理数を示す単位で、世界で初めて200TeraTEPS(テラテップス)を上回りました。
一方、計算速度を競う「TOP500」では前回より順位を2つ下げ、6位となりました。