早くもクリスマスの話題です。
若手パティシエたちがクリスマスケーキ作りの技術や完成度を競い合うコンテストが12日、神戸市内で開かれました。
神戸の食をテーマにオープンした施設「神戸北野ノスタ」で、クリスマスをテーマにしたデコレーションケーキのコンテストが開かれ、朝から参加者たちが慎重に作品を運び込んでいました。
このコンテストは、若手のパティシエを育成しようと兵庫県洋菓子協会や神戸ファッション協会などが毎年開催しているもので、ことしで66回目を迎えます。
クリスマスケーキの部門やお菓子の家の部門など、全部で6つの部門があり、会場には64作品が並べられました。
審査はデザイン性や精巧さ、またジャンルによっては味も基準に含まれていて、世界でも活躍する県内のパティシエら7人が、作品ごとに点数を付けます。
審査の結果、クリスマスケーキ部門の優勝は、西宮市のエルベランのパティシエ・田中萌子さんが選ばれました。
塔をイメージした作品で、屋根の瓦1枚にまでこだわった作品の精巧さと全体のバランス、サンタクロースたちの躍動感が高く評価されました。
また、ことしの学生部門のテーマは40周年を迎えた「ワールド記念ホール」で、県内の調理製菓専門学校の学生10人が参加しました。
優勝は神戸国際調理製菓専門学校の夷優花さんが選ばれました。
ワールド記念ホールがしっかり再現されていることや、鍵盤の上を汽車が走り、音楽を奏でてくれそうなデザインが評価されました。
クリスマスケーキコンテストの作品は、14日まで神戸北野ノスタ3階で展示されます。