豊岡市出石町の窯元では、来年の干支「ヘビ」の置物作りが最盛期を迎えています。
透き通るような白が優しさを際立たせるヘビの置物。
豊岡市出石町で江戸時代後期から受け継がれる出石焼は、上質な陶石からつくられる白を追求した全国でも珍しい焼き物です。
明治時代に創業した永澤製陶所では、50年以上前から縁起物として出石焼の干支の置物を製造していて、現在は「ヘビ」の置物作りが最盛期を迎えています。
石膏で作った型枠に溶かした粘土を流し込み「ヘビ」をかたどった後、手作業で1つ1つ丁寧に形を整えたり目の穴を開けていきます。
干支の置物作りは来月中旬まで行われ、工房横の直売所や町内の土産物店などで販売されます。