神戸市長田区で、街歩きを楽しみながらものづくりの現場を体験できるイベントが開かれ、初日の11月8日は外国人に向けた工場見学ツアーが行われました。
11月8日と9日に開かれている「開工神戸」は、JR新長田駅周辺を会場に街歩きを楽しみながら、神戸のものづくりの現場を体験できるイベントで今回で3回目の開催です。
今回は33のものづくり企業が参加。
普段は出入りすることができない製造現場の見学やワークショップ、ツアーやスタンプラリーなど8日と9日の2日間、様々な体験を楽しめます。
8日は、外国人向けに長田区の町工場を見学するツアーが開かれ、イギリスやフランスなどから4人が参加しました。
一行がまず訪れたのは、創業から104年目を迎える老舗婦人靴メーカー「カワノ」。
参加者は、婦人靴を組み立てる工程や職人の熟練技を間近で見学し、生産者のものづくりにかける熱い思いに耳を傾けていました。
続いては、刺しゅう一筋91年の老舗の刺しゅう屋「金川刺繍」。
開業当初から使用されている約100年前のミシンを見学した他、参加者はオリジナルの刺しゅうを入れたワッペンづくりに挑戦。
自分の名前を入れたりデコレーションにこだわるなど楽しみながらまち工場の技術を学んでいました。
お待ちかねのランチは、「新長田一番街商店街」で下町グルメに舌鼓。
思い思いに長田区を楽しみ尽くしていました。
「開工神戸」は9日も開かれ、ものづくりの魅力を街全体で楽しむことができます。