難病と闘う明石市の男性と高校生たちが取り組む募金活動が2024年で10年目を迎え、12月実施されることが決まりました。
先週開かれた会見で、周りの人たちへの感謝の気持ちを伝えた、明石市に住む山本育海さん(26)。
幼い頃から筋肉が骨に変わる難病「FOP」と闘って来ました。
今でも治療方法が見つかっておらず、2010年には、育海さん自ら京都大学iPS細胞研究所に皮膚細胞を提供するなど研究に協力してきました。
そして2015年、当時明石商業高校の3年生だった育海さんは、「すべての難病で苦しむ人をなくしたい」という思いから同級生の協力を得て難病研究を支援する「193募金」を始めました。
10年目の2024年は県内外から16の高校などが参加します。
病気と闘う人を助けたいという育海さんの思いは、変わることなく、受け継がれてきました。
生徒たちは校内放送やチラシを通じて寄付を呼び掛けるということです。
「193募金」は、育海さんの誕生日である12月14日の前後などに行われる予定で集まった寄付金は、京都大学のiPS細胞研究所に全額寄付されます。