■連続失点に反省
<SVリーグ女子>
○ヴィクトリーナ姫路 3-1 東レ滋賀(11/2)
○ヴィクトリーナ姫路 3-2 東レ滋賀(11/3)
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女子バレーボール・大同生命SVリーグのヴィクトリーナ姫路は11月2・3日、ホームのヴィクトリーナ・ウインク体育館に東レアローズ滋賀を迎えて連戦した。
2日の試合。
第1セットを25-17で取ったヴィクトリーナ姫路は、第2・第3セットのいずれも序盤に東レ滋賀・戸部真由香のサーブで崩され、第2セットは連続6失点、第3セットは連続7失点した。
第2セットはその後反撃して25-21でセットを奪ったが、第3セットは回復できないまま17-25で失い、セットカウント2-1となった。
しかし第4セットは、宮部藍梨のブロックなどで冒頭から5連続得点して波に乗り、田中咲希、井上愛里沙、チャッチュオン・モクシー(タイ)らの攻撃で得点を伸ばすと、最後は宮部のスパイクとブロックで試合を決めた(25-17)。
試合後の記者会見でリベロの森田茉莉は、「(セットの)出だしから自分たちのバレーができないと上には行けない。しっかり修正する」と語った。
■フルセット、勝ち切る
3日の試合。
互いにセットを取り合い(25-20、21-25、25-23、22-25)、セットカウント2-2で最終第5セットに入った。
ヴィクトリーナ姫路は、伊藤麻緒とチャッチュオンのブロックでリードを奪うと、井上が硬軟織り交ぜた連続アタックを決めて13-6とし、最後は相手のサーブミスとアタック失敗で勝利した。
新外国籍選手のミンニャ・オスマジック(セルビア 192cm ミドルブロッカー)が初めて先発起用され、3セットでブロック2本を決めた。
■首位デンソーに挑戦
今シーズンからスタートしたSVリーグは、ここまで各チーム8~4試合を消化した。
ヴィクトリーナ姫路は開幕戦でPFUに逆転負けしたが、2戦目はストレート勝ちし、SAGA久光と東レ滋賀にも2勝ずつして5連勝。
強豪ぞろいのSVリーグの中で、勝率で2位に並び、ポイント(試合のセットカウントで3~0ポイントが与えられる)差で4位につけている。
次戦(11/9、10)は、ここまで無敗の首位・デンソーにアウェイで挑む。
日本代表の井上と宮部を中心に、どんな戦いを見せてくれるか。
(浮田信明)