南海トラフ巨大地震に備えようと、兵庫県南あわじ市の福良港に防波堤などが整備され、4日記念式典が開かれました。
津波防災インフラの完成式典には、南あわじ市の守本憲弘市長や地元国会議員らおよそ120人が参加しました。
福良港は南海トラフ巨大地震でおよそ8・1メートルの津波が到達すると想定されていて、県が津波防災インフラ整備計画の重点整備地区に指定し、総事業費およそ140億円かけて、防波堤などが整備されました。
完成したインフラにより、マグニチュード8.4クラスの地震の津波で、浸水面積をおよそ6割減らし、マグニチュード9.0クラスの地震の津波では、浸水面積をおよそ3割減らせるということです。
3つある水門のうち、1つは水位が上がると自動で鋼板が浮き上がる「浮上式フラップゲート」が採用されています。