阪神淡路大震災の犠牲者追悼のため、2025年1月に開かれる「神戸ルミナリエ」は、震災30年の節目に合わせ、主な展示作品の規模が拡大されることになりました。
「神戸ルミナリエ」は阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するとともに街の復興を願い、1995年に始まりました。
「神戸ルミナリエ」はこれまで12月に開かれていましたが、組織委員会は震災の慰霊や鎮魂という趣旨を重視し、前回から震災が起きた1月の開幕としています。
今回の作品のテーマは「30年の光、永遠に輝く希望」で、30年の節目に合わせて展示作品の規模を拡大。
神戸市中央区の東遊園地では、巨大な壁のような装飾作品「スパッリエーラ」の横幅が2倍近いおよそ78メートルに広がります。
また、メリケンパークではアーチ状の光の回廊「ガレリア」の長さを10メートルほど伸ばしておよそ79メートルにするということです。
2025年の「神戸ルミナリエ」は1月24日から2月2日までで、組織委員会は「震災発生30年となる節目なので、開催の趣旨や、神戸がどう復興してきたかを知るきっかけにしてほしい」と話しています。