2004年の台風23号の被害からことしで20年となり、豊岡警察署では25日、当時災害警備にあたった警察官が、署員らに災害の経験と教訓を語り継ぎました。
豊岡警察署で行われたこの講義は、台風23号から20年が経過し、当時を知らない警察官が増えていることから、経験と教訓を語り継ごうと開かれました。
2004年に起きた台風23号をめぐっては、市内を流れる円山川が決壊し、およそ1万8000人が被災するなど甚大な被害が出ました。
25日は発生当時出石署に勤務し、災害警備にあたった糸乗警部補が講師を務め、署員およそ50人に、刻一刻と状況が変化する出石川の水位や、被害が拡大していく街の様子を語りました。
豊岡署では今後も署員に台風23号の経験や教訓を語り継いでいくとしています。