朝晩が冷え込みようやく秋の訪れが感じられるようになる中、丹波市の農園では、上品な甘味で人気の「西条柿」の収穫がピークを迎えています。
丹波市市島町の桑村農園は、およそ2・6ヘクタールの広さがあり西条柿を中心に1300本ほどの柿を栽培しています。
西条柿は、中国地方特有の品種の渋柿で、縦長で、表面に4本の溝が入っているのが特徴です。
この農園では、柿酢を使用することで農薬を極力使用せず栽培しています。
2024年はカメムシの被害や猛暑が続いた影響で収穫が1週間以上遅れた他、収穫量も例年の3分の1程度だということですが10月の朝晩の冷え込みでずっしりとした実がなったということです。
収穫された西条柿は、農園内の加工場でドライアイスと一緒に密封して渋抜きされ、数日置くことで、上品な甘さになるということです。
西条柿の収穫は11月中旬まで続き、直売所などで販売されます。