■姫路でホーム開幕戦
<B2 第2節>
○神戸ストークス 90-77 奈良(10/11)
○神戸ストークス 88-81 奈良(10/12)
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男子プロバスケットボールB2・神戸ストークスは10月11・12日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館にバンビシャス奈良を迎え、今シーズンのホーム開幕戦を行った。
■相手にリード許さず
11日の試合。
神戸ストークスは1Qに3ポイントシュートを4本決め、25-11とリードすると、その後も、今シーズンの目標である攻守の切り替えが速いバスケットボールを展開。
一度も奈良にリードを許さず、最後は13点差をつけて快勝した。
新外国籍選手のモリス・ウデゼ(27得点)、チョンディー・ブラウン・ジュニア(20得点)、ネイサン・エイドリアン(12得点)の3人が計59得点を挙げた。
■4Q、一気に逆転
12日の試合。
前日、「奈良はあすは手ごわい」とクルニッチ・ヘッドコーチが“予言”した通り、神戸ストークスはディフェンスを固めた奈良を攻めあぐみ、3Qには8点差をつけられた。
しかし最終4Q、奈良の連続パスミスに乗じて、2本の3ポイントシュートで同点に追い付き、エイドリアンがスティール(=相手ボールを奪い取る)から速攻を決めて68-66と逆転。
さらに、正確なシュートが持ち味のベテラン・道原紀晃が3ポイントシュートを4本連続で成功させ、奈良を突き放した。
チーム1の25得点を挙げた35歳の道原は試合後、
「今シーズンはケガ明けで、自分自身も怖い部分もあったが、スタッフにリハビリを手伝ってもらい、ここまで復帰できたことを感謝したい」と語った。
一方、今シーズンからプロ契約となったチーム最年少・22歳のポイントガード(PG)藤原瞭我が、“司令塔”として開幕から鋭い動きを見せている。
この日は2Q、残り1.9秒でブザービーターの3ポイントシュートを決め、大歓声を浴びた。
藤原は試合後、
「僕は短いシュートが多いので、ああいう場面では力んでしまって、それがたまたま入った(笑)。ターンオーバー(=ミスで相手側にボールが渡ること)を直し、すぐにとは言わないが、最後4Qの残り何分かを任されるようなPGになりたい」と意欲を見せた。
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神戸ストークスは開幕戦を1点差で落としたあと、3連勝。
次節(10/19、20)アウェイで熊本と戦ったあと、23・26・27日と3試合続けて西宮市立中央体育館でホームゲームを行う。
(浮田信明)