プロ野球の優勝パレードへの協賛金の見返りに、金融機関の補助金を増額して兵庫県に損害を与えたとして、市民団体が10月9日、斎藤前知事と片山前副知事を背任の疑いで兵庫県警に刑事告発しました。
兵庫県警本部に告発状を提出したのは市民オンブズ尼崎などです。
告発状によると、斎藤元彦前知事と片山安孝前副知事は昨年11月、補正予算を組み、金融機関への補助金を約1億円から4億円に増額。
補助金と引き換えに、プロ野球阪神とオリックスの優勝パレードへの寄付を金融機関に要求し、本来不要な補助金の増額により、県に損害を与えたのは背任罪に当たると主張しています。
斎藤前知事の疑惑告発文書問題を巡っては10月24日と25日の県議会の百条委員会で県が金融機関向けに補助金を増額し、寄付金として還流させた疑惑などについて調べる予定です。