兵庫県香美町では、地元の男性が化粧をして花嫁などに扮するユニークな郷土芸能「囃子込み」が行われました。
華やかに着飾った花嫁。
よく見てみると男性です。
香美町長板地区の「囃子込み」は秋の収穫と子孫繁栄を願って江戸時代から続く伝統行事で、戦後、一時は途絶えたものの1991年に復活し、毎年10月8日に開催されています。
例年は、新郎新婦や両親など、全ての役を地元の男性が演じて地区内を練り歩く「花嫁行列」が行われますが、2024年はあいにくの雨のため中止に。
花嫁は、境内でおはらいを受けたあと、獅子舞の奉納に立ち会い、豊かな秋の実りを祝いました。
地元の人たちは地区の繁栄を願い、美しく着飾った花嫁を見守っていました。